タイトルの通りです。
先日、また白玉フルーツポンチを作りました。
こんなのです。
見てわかるように、アホほど白玉が入っています。
こんなに白玉が入ってるフルーツポンチなんて市販ではまず見かけないですからね、自炊の特権です。
フルーツポンチは(おれのなかでは)意外にも作るのが簡単です。フルーツは缶詰だし、シロップだって缶詰のやつをそのまま使えばいい。
白玉は火が通るのが早くて浮いてきたらもう大丈夫。体調の悪いときでもこれだけは食べられます。
ちょっと豪華にしたい時は、杏仁豆腐とかも入れてます。
こんな感じ。
とにかく、「白玉入りの」(←ここが肝です)フルーツポンチが好きなんですね。
なんでこんなに好きなんだろ〜と思って考えてみると、幼稚園児の時に園の給食で出てきた白玉入りフルーツポンチが幼いおれにとってのごちそうだったんです。
幼稚園に入るまで、おれには家族以外の知り合いがいなくて、所謂「公園デビュー」もしたことがありませんでした。世界はメゾネット二階建ての広さしかなくて、つまり、食べるものだって家の中のものしか食べたことがなかったんです。
そこで、ようやっと3歳?4歳?になって初めて外に出ました。すごい情報量です。言葉通り目に映るもの全てが新鮮でした。訳分からんくらい楽しい外国みたいな感じですね。
そしてすぐに「幼稚園」とかいう遊具がいっぱいあって積み木だって折り紙だって砂場だってある、もう、めちゃくちゃキラキラしたテーマパークに毎日通うことになりました。はじめての登園日は楽しすぎて何が起こったかもう覚えていません(歳というのもある)。ただ、はしゃぎすぎて翌日熱が出て幼稚園に行けず泣きじゃくった記憶はあります。
そんなところで食べる給食なんか、特別なものに決まってますよね。ぜんぶ見たことない、わくわくするものでした。中でもカラフルで甘くてモチモチしたもの(今まで経験したことのない食感)が入ってて美味しくて、いっとう好きだったのがフルーツポンチでした。どれだけ好きだったかと言うと、給食にも出てくるのに近くのお惣菜屋さんで売ってるフルーツポンチを毎日ねだっていた(実際には言葉にしていないが、目がそううったえていたらしい)くらいです。一時期は口を開けば「フルーツポンチ」だったそうで、親はよくノイローゼにならなかったなぁと思います。
そうして、フルーツポンチはおれのお気に入りになりました。そして、今、大人になり自由に使えるお金ができたことで、思いっきりアホのフルーツポンチを作ることができるようになったというわけです。
うーん、20年越しの執念ってこわいですね。
おしまい。次はいつになるかな。